脳内ショーケースを割らなきゃ、女性にモテる日は訪れない
最近ツイッターやブログで、
キモがられる男とモテる男の違いについて書かれたものを、よく見かける。
こういったものを目にするたび、
暗黒の中学生時代を思い出す。
私は中学校3年間剣道部に所属していた。仮入部のときからエースとして期待され、1年のときから先輩と同期に「お前は部長になるから」と言われ続けていた。
実際その通りにエースとなり、
部長にもなってそこそこ充実していたと思う。
そこそこと言ったのはいろいろな事があり、中学3年にしてストレスで胃腸を壊したからだ。
まぁその話は別の機会に話すとして、
部活以外、例えば恋愛なんかはまったくそれらしいイベントが起きなかったね。
チョコもらったり、告白したら晒し者にされてストーカー扱いされたくらい。女子と目を合わせて話すこともできたかったし、話しかけられると緊張で声が震え汗が止まらなくなるなんてザマ。中学時代は私の人生の中で、恋愛的な面で暗黒面時代に該当する。
ところが高校時代になると別人のように変貌した。
入学して2ヶ月しないころには、女子と連絡先を交換しまくって、毎日8人以上とメールのやり取り。
放課後は女子5人と私でお菓子をつまみながら延々とトーク。日替わりで女子グループと下校する。
あの怯えた子犬のように震えていた自分はどこかに消え、周囲から「たらし」と呼ばれる自分がそこにいた。
非リア充陰キャラ体育会系から、
リア充ハーレムパリピに大変身。
一体何が変わったのか。
当然環境が変わって新しいスタートを切ったというのもあるだろうが、周囲にここまで露骨なキャラ変をしたやつはいなかった。
ルックスが激変したわけでもない。
変わったのは内面だ。
「嫌われたらどうしよう」
「女性って絶対○○だよ」
みたいな、
固定観念からくる変な思い込みや過剰な自意識が崩壊していた。
言い方を変えれば、
今まで脳内にあるショーケースに飾っていた女性に対する偏見と、自分自身への過剰な自意識と思い込み。それを叩き割ったようなイメージ。
脳内ショーケースを割ろうとすれば、当然自分も無傷ではない。
一歩踏み出せは傷つくし、痛みと苦しみだってある。もしかしたら心が折れてしまうかもしれない。というか実際何度か折れた。
それでも変わりたかった。
だから脳内ショーケースを叩き割れた。
結局モテる側にいくには、
服装や髪型といったルックス以前に、自分自身の脳内にある幻想のショーケースを叩き割るしかない。
現実世界でキョドキョドした高身長イケメンより、自然体フツメンがモテるのは
そこの違い。
恋愛対象になるかならないかの差は結局内面なのだ。